
オケクラフトセンター森林工芸館のモノづくり教室に参加して、小枝のフォークを作ってみました。
今回のブログでは、初心者向けの小枝のフォークの作り方をご紹介していきたいと思います。
材料:木の枝(小枝、枝の半割り材)
道具:小刀、紙やすり他
小枝のフォークの作り方は以下四つのステップに分かれています。
好きな木の枝を選んで、どのような形にしたいかを考えます。
木の枝には、枝の半割り材と丸のままの小枝が用意されていました。全体の形を材料から切り出すことが必要な半割り材は相当レベルが高いと感じました。それに対して、丸のままの小枝なら自然の形を活かして少々加工したら完成できるので、初心者の私には挑戦しやすいかなと思いました。今回は小枝で作ることにしました。
フォークの首の位置を決めて小刀でぐるっと印をつけます。後は好きなように削りましょう。利き手で小刀を持ち、反対の手で小刀の背を押しながら削ると危なくなりません。
木材には「順目(ならいめ)」と「逆目(さかめ)」と呼ばれる向きがありますので、方向に沿って削ることが大事です。
形が大体できたら、紙やすりで加工します。
円柱形や四角形の棒に紙やすりを巻きつけることで、磨きやすくなります。粗目の紙やすりで表面を整え、細目の紙やすりできれいに仕上げます。ここで一定方向にヤスリをかけることがポイントです。
最後は塗装です。今回は蜜蝋を溶かして塗ることにしました。
布で木の削りくずを拭き取り、蜜蝋を少し取ってフォークをしっかりすり込みます。かなり熱いのでやけどに注意が必要です。枝の色が変わったら寝かせて、一日くらい経ったら完成です。
初めての木のモノづくり体験だったので、フォークを完成する自信があまりありませんでした。しかし教わった通りに作ってみたら、徐々にワクワク感が止まらなくなってきました。初心者でも思い通りに作れることがすばらしいと思います。機会があればまた参加したいです。
この記事を作成する際に
森林工芸館・共同工房・どま工房3館の情報発信紙「森林工芸館のあれこれ」を参考にしました。
◎森林工芸館のあれこれ
http://www.town.oketo.hokkaido.jp/kyouiku_bunka/kogeikan/arekore/
(Lu)